XFIG Users Manual

グローバル設定

[Global Settings]

このパネルは Edit メニュー から Global settings... を選択することによって、 あるいはアクセラレータ Meta-G によってポップアップし、 ユーザーはここで xfig のいくつかの設定を変更することができます。

Track mouse in rulers
がルーラー (目盛) の上に キャンバス上のカーソルの位置を示す三角形のマーカーを 表示するかどうかを設定します。

この初期状態は、 -track / -notrack オプションtrackCursor リソース によって 設定することができます。

Show depth manager
xfig のウィンドウの右側の Depth パネルを 表示するかどうかを設定します。 詳細は、Depth パネル を参照して下さい。

Show page borders
現在設定されている用紙の大きさ (Export、 及び Print を参照) を示す枠をキャンバス上に表示するかどうかを設定します。

この初期状態は、 -showpageborder / -dontshowpageborder オプションshowpageborder リソース によって 設定することができます。

Show info balloons, Delay (ms)
カーソルの下にあるボタンなどに対応する 「バルーン」メッセージ を表示するかどうかを設定します。

[Image - Balloon]

Delay (ms) は、 カーソルがその領域の上に動かされてからバルーン・メッセージを表示するまでに どれだけ待つべきかを指定します。 デフォルトは 500ms です。

Show info balloons の初期状態は -showballoons / -dontshowballoons オプションshowballoons リソース によって、 Delay (ms) の初期値は -balloons_delay オプションballoon_delay リソース によって 設定することができます。

Show lengths on lines
線の入力に際して、線の近くにその線の長さを表示するかどうかを設定します。

[Image - Show Lengths]

この初期状態は、 -showlength / -dontshowlength オプションshowlength リソース によって 設定することができます。

Show vertex numbers
オブジェクトの各々の頂点に番号を表示するかどうかを設定します。

[Image - Show Vertex Number]

おそらく、これは Fig ファイルのデバッグの際のみ有用でしょう。

この初期状態は、 -shownums / -dontshownums オプションshownums リソース によって 設定することができます。

Allow negative coords
負の座標までのスクロールを許すかどうかを設定します。 これは、負の座標を持ったオブジェクトを含むファイルを読み込む際に 図をシフトさせるかどうかを尋ねるかどうかにも影響します。

この初期状態は、 -allow_neg_coord / -dont_allow_neg_coord オプションallow_neg_coords リソース によって 設定することができます。

Draw lines through 0,0
キャンバス上に、原点を通る垂直、及び水平の線を描画するかどうかを設定します。

この初期状態は、 -draw_zero_lines / -dont_draw_zero_lines オプションdraw_zero_lines リソース によって 設定することができます。

Freehand drawing resolution
フリーハンド・モードで多角形や折れ線を入力する際に、 xfig は多角形や折れ線に新しい点を追加するのに充分なだけ マウスが動かされたかどうかを判断するためにこの値を用います。 この単位は Fig unit (1/1200インチ) であり、 デフォルトは 25 (およそ 0.02インチ、あるいは 0.53mm) です。

Recently used files
File メニュー に保持する 最近使われたファイルのリストの数を設定します。 これは、ユーザーのホーム・ディレクトリの .xfigrc ファイルに、 ファイル名そのものと共に保存されます。

Max image colors
取り込まれたイメージ で用いる 色数の最大値を設定します。

デフォルトは 64 ですが、これは -max_image_colors オプションmax_image_colors リソース によって 変更することができます。

Image editor
これは、PICTURE オブジェクトに対する Edit パネルEdit Image ボタンが押された際に用いられる外部のプログラムです。 デフォルトは xv であり、これを用いて 取り込まれたイメージの切り取り、回転、色の変更などを行なうことができます。 起動されたプログラムを終了すると、 xfig はそのイメージを読み込み直します。

デフォルトの設定は、 -image_editor オプションimage_editor リソース によって 変更することができます。

Spelling checker
これは、xfig のスペルチェック機能 (Edit メニューSpell Check...、 あるいはアクセラレータ Meta-K) が用いられた際に呼び出される外部のスペルチェック・プログラムです。

デフォルトは ``spell %f'' ですが、 これは -spellcheckcommand オプションspellcheckcommand リソース によって 変更することができます。 ``%f'' はファイル名に置き換えられます。

HTML Browser
これは xfig のマニュアルを表示するために呼び出される 外部の Web (HTML) ブラウザです。

デフォルトは ``netscape -remote 'openFile(%f)' || netscape %f'' であり、 これは Netscape が実行中であればそれを用いてページを表示し、 さもなくば新たに Netscape を起動します。 ``%f'' はファイル名に置き換えられます。 このデフォルトは、 browser リソース によって 変更することができます。

PDF Viewer
これは xfig チュートリアルなどの表示のために呼び出される 外部の PDF (Portable Document Format) ビューアです。

デフォルトは ``acroread %f'' であり、 これは Acrobat Reader を起動します。 ``%f'' はファイル名に置き換えられます。 このデフォルトは、 pdfviewer リソース によって 変更することができます。


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